**裁判関連情報**
●●2021年3月27日●●

 ついに、歴史的裁判が始まりました。
 昨日の26日、日本航空が所有するボイスレコーダー他生データの開示を求めて、吉備素子さんと佐々木祐副操縦士の実姉の市原和子さんが東京地方裁判所に提訴しました。二人の代理人を務める弁護士(8名)のうち、5名が記者会見を行いました。
その風景写真(下記参照)と、墜落現場の群馬県地元紙の上毛新聞記事(2021年3月27日付)、産経新聞記事(2021年3月27日付)を御覧ください。裁判所の司法記者クラブでの記者会見では、時間ギリギリまで様々な質問が飛び交いました。なお、NHKがニュース放映したとのことです。
 壇上には、この日航123便の乗客として亡くなった吉備雅男氏と副操縦士の佐々木祐氏の遺影写真が飾られ、裁判へ提出された論拠の資料として、青山透子の本が並べられました。さらに、墜落機となったJA8119号機の写真や、ご遺族吉備素子さんからのビデオメッセージも流されました。
 なお、この裁判は、ご遺族による初めての裁判です。
 520名もの人が亡くなった世界最大単独機墜落事件は、不起訴という誰も刑事責任を取らぬまま36年間再調査もせずに放置状態にありました。
代理人の三宅弘弁護士は、
 「そもそもこのような重大事件の生データは、事故調査委員会が保管し管理をするものであり、最終的には国民に開示すべく国の公文書館に寄付して、誰もがアクセスで出来ることが民主主義国家として当然のことである。それを一民間企業の日本航空へ返却することも異常だが、民間レベルで企業が保管管理すべきものではない。うがった見方をすれば、国の情報公開法の対象を逃れたいということではないかとさえ疑われる。日本航空は、恣意的に勝手に開示をこばむことは出来ない。即刻開示すべきである」
 ということでした。
 吉備さんのビデオメッセージは、会場のみならず司法クラブの記者の皆さんに配布されました。その中で吉備さんは、「夫の無念をはらすべく頑張りたい。今思えばおかしな点があった。当時、520名の命を無駄にすることなく、政府と掛け合いましょう、と当時の日航社長高木養根氏に言ったところ、ブルブル震えながら嫌だ、と言われた。これ以外にも群馬県警河村本部長から戦争の話が出たりして、なんで?と思うことがあった。私の疑問に思うことを解明するために、日航は情報を開示してほしい」と、遺族としての切実な思いを語りました。
 これを解明することが私たち一人ひとりの生き様を考えるきかっけとなり、これが解明出来ない国であれば、それは救いようのない国となってしまいます。
 皆様の応援、よろしくお願いします。
なお、会場にて記者の皆さんにお見せした吉備素子さんのビデオメッセージを下記に特別掲載しましたので御覧ください。ご自身で書いたものを一生懸命読んでいる姿です。(最後はちょっと吉備さんの御愛嬌です。☆この部分は未公開でした☆)

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日航提訴へサンケイ新聞.jpg
拙著での説明.JPG
墜落機写真での説明.JPG
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