日航 123便
墜落の真相を明らかにする会
40年目の報道と妨害 会長吉備素子
2025年11月25日
会長の吉備素子です。40年目にして静かに過ごしたいと思っていたところ、
マスコミの報道への失望や、国会議員による妨害、さらに出版社に対して、元日航社員や自衛隊員、産経新聞記者による威力業務妨害事件と続きました。ネットでは、デマを吹聴する人間が出てきて私の協力者の方々を傷つけてしまいました。本当に申し訳なく思っています。私は、心から安らかな40年を迎えることが出来ませんでした。
皆さん、これが40年間、私らのような「反対の意見を言う」遺族が味わってきた現実です。そして、その裏で誰が意図的にデマを流していたのか、その正体も明らかになったのが今年だといえます。
実は、これと同じようなことが、大阪遺族会、東京遺族会の分断の時にありました。
当時はアナログですが、日航の世話係が双方の悪口を伝え、お互いに不信感を抱かせる方法でした。
そうやって日本航空は集団訴訟が出来ないようにしてきました。
ある時から、急に、私は「怖い人」になりました。青山さんへの誹謗中傷もこれと全く同じ手口です。
次に、「裏に何か組織がある」とか、新興宗教がある、と言い出すところも、日航の手口です。
こうやって、当会のメンバーにお互いに不信感を抱かせて分断をさせようとする、これも同じです。
特に、青山さんは元日航ですから目の敵にされたのだと思います。本当に謝りたい気持ちです。
このように、私の最大の協力者に対して、何も知りもしない人がありもしないことを言う、これこそが、本当の愚かな人間の行為です。
日航123便とまったく関係のない、無責任な人間がデマを飛ばす、嫌な社会です。
それを利用する日航のやり口は、いやらしいぐらい遺族分断の時と同じです。
私が一番恐れていたのが、私たちへの協力者たちをバッシングすることでした。こういうことで、遺族はだんだん墜落原因を追及しなくなっていきました。
だからこそ、遺族は誰も疑問を声に出すことが出来なかったのです。
私たちの目標は生データの開示と再調査です。
せめてその日まで、静かにしてほしいと日航に言いたい!
妨害して金儲けする人たちには、それで何が面白いのですか?と言いたいです。
お金で動く人間たちに未来はないと信じ、誠実な皆様と共に40年目を終えたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
最後になりますが、いつまでも誠実に発言をしてくださった故森永卓郎氏と、すべてをわかったうえで調査をしてくれた青山透子氏、そして河出書房新社の皆様、本当にありがたく思っております。その心意気を支える100万人を超える読者の皆さんと、この明らかにする会の皆さんが心からの善意で支えてくれました。本当に感謝しています。有難うございました。
吉備素子会長が講演会に参加しました!
2024年9月4日 衆議院議員会館にて、超党派、社会問題研究者の皆様とともに、登壇しました。ぜひご覧ください。鳩山由紀夫氏ビデオの次です。吉備素子会長が第二番目に登壇します。ご遺族として本分を果たされた吉備さんに対し、国会議員の皆様から、会場の皆様からも温かい激励の拍手が湧きました。
【前半】「災害・食料・消費税 総選挙で日本をアップデート」―登壇:鳩山友紀夫氏(元総理大臣)、原口一博 衆院議員、川内博史 衆院議員、植草一秀氏(政治経済学者)他
主催:ガーベラの風 オールジャパン平和と共生
